3次元レーザースキャナー

高速かつ高精度。対象物を面で計測。

3次元レーザースキャナーとは、スキャナーからレーザー光を照射し対象物からの反射が返ってくるまでの時間によって距離を計算し、対象物を立体的に図化できる計測機です。対象物に直接接触する必要がないので、急傾斜地や橋梁など接近が困難だったり危険な場所も測定が可能です。
トータルステーションなども含めた従来の測量器械では、1回の計測で1ヶ所の情報を取得することが基本でした。しかし、3次元レーザースキャナーは1秒間に数千点の情報を3次元空間の点群座標として高速かつ高精度に得られるので、対象物を「面」的に計測することが可能になりました。

立ち入りが困難な地形も抽出「急傾斜地測量」

傾斜地や法面崩壊後の復旧・防災工事現場では、現地に立ち入って地形等を把握することに危険や困難が伴うことがあります。3次元レーザースキャナーなら立木などの障害物があっても、多くの場合は地形を抽出することができます。また点群データを用いて、従来から活用されている縦・横断図の作成、等高線の描画も可能です。

  • 法面の現況を点群データとして取得、点群データから地表面を抽出して地形を三次元表示。赤線は等高線。

土地計算

野積みされた砂利や土砂は形状が複雑なことから、その体積等を把握するのにご苦労があるかもしれません。また、土量がわかりにくいために工事や運搬の計画立案に支障をきたしていることはないでしょうか。3次元スキャナーでは、わずかの手間で不定形材料の体積等を把握することも可能です。

  • 対象物の現況を点群データとして取得、点群データから対象物だけを抽出して体積を算出。

路上に立ち入ることなく測量が可能「路面測量」

交通量の多い交差点などにおいても、路上に立ち入ることなく測量が可能です。また、路面形状を把握する簡易な方法としてもご活用いただけます。点群データからは従来通りの縦断図、横断図、平面図を作成することができ、立体的な現状把握とともにきめ細かな維持管理計画の立案や設計図書の作成にお役立てください。

  • 路面の現況を点群データとして取得、点群データのうち標高データを元に路面を着色。写真では把握できない凹凸を可視化。

細部まで現況を把握「橋梁測量」

橋梁のような架空構造物では、接近して計測を行うことが困難な部位が多くなります。3次元スキャナーならば、構造物上面と下部地上からの測定を組み合わせて細部まで現況を把握できます。また、測定データから特定の断面などを切り出し、CADデータ化して活用していただくことも可能です。

  • 橋梁の現況を点群データとして取得。点群データから橋梁断面を抽出し、さらにCADデータ化(赤線)。

想定出来形の3次元イメージ

現況の測定結果上に想定出来形を立体的なイメージとして表現する方法もあります。従来の2次元の図面では把握しにくかった支障物なども3次元で視覚的に捉えることが可能になり、適切な対応策の検討にもお役立ていただけます。

 

  • 現況を点群データとして把握、新築建屋(ピンク色)と盛土(水色)を2次元表示(点群データに3次元設計データを合成)。

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